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グランド・ツーリング2016秋[4]渡橋&西進 [drive/touring]

◆Day4

朝5時に目を覚まし、同宿の若者たちを起こさないよう静かに身支度を整えて宿を出る。
初めてのドミトリーはどうかと思ったが、心地よく疲れていたのか意外にもグッスリ眠ることができた。
まぁこれもいい経験だ。
朝露で濡れた幌を閉めたままのボクスターで、松山の街を後にする。
今日は、本州へ戻るのだ。

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R317は、山の中を行く快速ワインディング。
まだ夜明け前の山道、コーナーの先に蟠る黒々とした闇の巣を、ボクスターのダイナミック・コーナリング・ライトが次々と暴いてゆく。
明けゆく今治の空は晴天の予報と異なり、雲に覆われている。
国道沿いのローソンでフレンチクルーラー・カスタード&ホイップとアーモンドショコラリング、カフェラテを買い込み、すっかり乾いたトップを下ろして糸山公園へ。
これから渡ることになる来島海峡大橋を眺めながら、甘いもんばかりのモーニングと洒落込んだ。

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初めて走る、瀬戸内しまなみ海道
左手に順光の、右手に逆光の海や島々の景色が次々と展開し、実に気持ちがいい。
片側1車線区間もあるが、幸いなことに交通量僅少のためペース・ダウンを余儀なくされることもなかった。
この道は6つの島を橋で結んでおり、それぞれの島にICがあって乗り降りすることができる。
本州手前の最後の島、向島で降りてぐるっと一周してみる。
いつの間にか晴れ渡った空の下、穏やかな瀬戸の海に船や島が浮かび、その上に架かる長大な橋とのコントラストが素晴らしい。
途中の島へ出入りする度に料金が発生するのが残念ではあるが、カネに余裕があれば、いつか他の5つの島も見て回りたいと思った。

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国道の橋を渡って尾道に上陸。
これから中国地方を走ろうと思いつつ、行き先もルートも決めていないが、とりあえずR2を西に向かって走り出す。
で、三原から分かれたR185は、ツーリングマップルのリコメンド通り、気持ちの良いシーサイド・ラインであった。
GTの楽しみのひとつは、関東近郊では望むべくもない、海沿いのマイペース・ドライビングである。
そんなR185もクルマが増えてきたので、ここらで内陸へと舵を切ることにしよう。

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安芸津からK32→R2バイパスで志和ICへ。
広島の市街地を迂回すべく、広島ICまでの2区間だけ山陽自動車道を利用した。
R54を北に走り、R191でようやく郊外に出、K303をショート・カットに使いR186に入った。
中国自動車道と並行するこの道は、交通量も少なく快走できる2車線の山間路だ。
このまま南下を続けると再び瀬戸内に出てしまうため、引き続き山間のドライブを求めてR434へ右折する。
腹減ってきたけど、こんな山ん中じゃ店も何もないよな・・・と思いきや、ポツンと建つカフェ「エレファント・スイーツ」を発見し、ABS全開のフル・ブレーキング!
ソーセージ&キャベツの煮物と自家製バゲットのランチで、おいしく空腹を満たすことができた。
食後にツーリングマップルを開き、走り放題走れそうなルートと本日の宿泊地を検討。
スマートフォンで「じゃらんnet」にアクセスし、山口県は湯田温泉の宿を予約した。

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山峡のR434をトレース、オレンジ色のガード・レールでおなじみの山口県に入り、そのままダウンヒルを続けるボクスター。
狭かった山道はやがて改良済の豪快な2車線路となるが、なぜ改良したのかわからないほどクルマが少ない。
ツーリングマップルには「中国・四国に多い人の気配を感じない国道」「人気のない山中、走りにひたる」と書かれており、なるほどその通りだと思いつつ、5速⇔6速で走りにひたる。
続くR376も恐らくは初めて走る道で、「コーナーを楽しみつつ走る」のコメント通り、コーナーを楽しみつつ走った。
市街地を抜けてR489を北上、誰もいないK123で独り野谷峠を越えてゆく。
道路中央部に苔が生えているような山峡路ではあるが、このような道を辿るのもまた、ツーリングの楽しみのひとつなのだ。

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山口市中心部に程近い、湯田温泉。
中原中也ゆかりの宿という「西村屋」は老舗の旅館らしく、フロントの方々の礼儀正しい振る舞いが素晴らしい。
ボクスターで到着すると、「オープンカーですからね」と、わざわざ屋根つきの駐車スペースを空けてくれたのだ。
安い素泊まりプランとは思えない広々とした部屋で荷を解き、キレイな湯が溢れる掛け流しの温泉に浸かり、飯を食いに外へ出る。
ガッツリとした洋食が食いたかったので、「炭火ステーキ 炉舎[ろのや]」で生ビールとガーリック・フライドポテト、およびハンバーグ・ステーキをオーダーした。
もはや、太るのは百も承知である。
ちなみにハンバーグのソースは5種類もあるため、店員のおにいさんにお薦めを聞くと、山芋ベースのソースが一番だという。
写真を見る限り、麦飯にぶっかけて喰うとろろ芋そのまんまである。
いやそれはないだろ~と言うと、「では、特別にもうひとつソースをお持ちしますので、比べてみてください」。
ということで、コンベンショナルな和風オニオンソースも用意してもらったのだが、結果は山芋ソースの圧勝。
食後に店員のおにいさんを呼び、「疑って済まなかった」と深く頭を下げたのであった(笑)。



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ri-co父

今回は、相当ご自身が登場されてますが…。
助手席からの横顔、良いんじゃないでしょうか!
by ri-co父 (2016-11-21 08:14) 

klub1001

wataさん、今晩は!
残念、外れてしまいました!広島で泊まられると想像していたのですが。
と言うか、自分が広島の街が好きなだけなのですね。もう10年以上も前に、地元の方と広島焼を食べに行ったのですが、広島焼きはソースを焼いて喰うもんじゃー、とか言って、例の鉄製円柱形のソースを使い切り(食べ切り)、ソースをお代わりしました。店の人も普通にお代わりを持って来てくれました。
広島弁で物を語ると、二倍も熱く成ります。西日本でも特異な文化です。
それが、岡山に行くと、何故か標準語が支配的と成り、姫路は既に関西弁文化圏です。広島から姫路なんて、半日で移動出来る距離なのに、言葉が全然違うので、まるで、ヨーロッパみたい、なんて、実は行ったこと無いんです。
瀬戸内北岸は、美しい風景が連なるので、もし、海沿いに進まれるなら、写真が、いつにも増して楽しみです。
そうそう、チャーターヘリから撮影される際は、海風にご注意を!


by klub1001 (2016-11-21 18:28) 

HIDE

WATAさん、センスのいい写真と簡潔明瞭な文章で楽しませていただいております。R186走られたんですね。週一ペースで走り行く道です。戸河内~吉和間はほとんど貸し切り状態?で走れます。
あえてR191の対岸側の道を選ばれたのはまさしく通ですね。
これからもこのブログ楽しみにしています。
by HIDE (2016-11-21 20:19) 

wata

ri-co父さん、こんにちは。

ご自身も何も、独り旅ですからねぇ・・・。
出演者は私しかいないんです(涙)。

by wata (2016-11-21 21:14) 

wata

klub1001さん、こんにちは。

今回、広島県は島と海沿いと山間部を走りました。
記事に書いた通り、klub1001さんがお好きな広島の街はむしろ避けちゃいましたが、瀬戸内北岸は三原からR185で気持ちよく走りました。
ただし、写真は掲載した1枚だけですのでご容赦下さい。
仰るとおり、地図で見ると沿岸部にも良さそうな道がありそうですので、いつか機会があればゆっくり巡ってみようと思います。

by wata (2016-11-21 21:27) 

wata

HIDEさん、こんにちは。

拙いツーリング記事ですが、ご覧いただきありがとうございます。
R186は二度目でしたが、気持ちよく快走できるイイ道ですねぇ。
こんな道を週一ペースで走れるなんて、羨ましい限りです。
それにしても、R191の対岸走行を見破られたのには参りました。
Googleマップで忠実にトレースしてはいるものの、記事には書いてないんですけどね。
いやはや、さすがです!

by wata (2016-11-21 21:35) 

katsupon

来島大橋は、工事している時に見ただけで、走ったことないです。いや、ちゃんとできたんですね! 四国から出たら素直に戻るのかと思いきや、山口方面に向かうとは、流石グランドツーリング。

話は変わりますが、wataさんの朝ごはんの選択、結構好きです。太るの覚悟ですけど。

by katsupon (2016-11-22 01:46) 

つくばの松

こ、これは~!

ほぼ100%ビーフに近いタイプを炭火焼し、粗挽きで肉の旨さを味わせようという自信をもったハンバーグと思われます。しかし山芋ソースとは・・・汗。

横顔が学生風の好青年になってますが・・・笑
by つくばの松 (2016-11-22 20:05) 

wata

katsuponさん、こんにちは。

しまなみ海道、私は今回初めて走りました。
区間によっては自転車歩行者道があり、すぐ脇を人が歩いたりチャリが走ってるのがとても新鮮でした。
このような大規模橋梁は、特に下から眺めると、ニンゲンはすごいもんを作るよなぁと感じ入ってしまいます。
四国を出て本州に渡りましたが、GT記はまだ続きますのでどうぞご覧ください。
朝食も、「甘いもん+コーヒー」がまだまだ続きます(汗)。

by wata (2016-11-22 20:27) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

ここのハンバーグ、肉肉しくてとっても旨かったですよ。
ソースにフォーカスして書いていますが、例えば塩胡椒だけでも十分に満足できるレベルだったと思っています。
ちょっと遠いですが(←「ちょっと」か?)、松さんも是非一度喰ってみて下さい。
ちなみに私、ご存知だとは思いますが、学生だったのはもう四半世紀以上も前のことなんです(涙)。

by wata (2016-11-22 20:35) 

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