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西伊豆ミドシップ・ドライブ [drive/touring]

早朝、曇り空の東名高速道路下り線、大井松田-御殿場間、右ルート。

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疾走するポルシェ・718ケイマンとマクラーレン・MP4-12Cの姿を見失わないよう、うなじがチリチリするような緊張感と共に5速ギアでボクスターのアクセルを踏んづけています。
・・・こちとらオープンカーなんだから、ゆっくり走らせてくれっつーの(汗)。

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月初、大黒PAに集まった際、クルマ仲間のKさんとsuite-spiralさんが「718ケイマンとMP4-12C、ミドシップ同士で走りに行こう!」と話をつけていたのだそうです。
そんな企画に私も混ぜていただき、3台で西伊豆エリアを走ることとなりました。
沼津ICから伊豆縦貫自動車道を経由し、まずは駿河湾に沿ったワインディングのK17をトレースしていきます。
交通量僅少、テクニカルで大変おもしろい道だとはいえ、広狭混在で路面が悪いところもあります。
718ケイマンやボクスターはともかく、スーパーカーの範疇に入るMP4-12Cにはちょっとキツいんじゃないかとも思ったのですが、そんな心配は杞憂にも程があったようです(笑)。
小休止を挟んで先頭から最後尾に回ると、タイト・コーナーの先へと消えるテール・トゥ・ノーズの2台が放った低いエグゾースト・ノートがオープン・トップから降り注ぎ、背後から響く2速全開のフラット・シックス・サウンドとミックスされて、感動的とさえ言えるほどのハーモニーを奏でます。
私、年甲斐もなくコーフンしてしまいました(汗)。

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土肥からはR136で山に上がり、船原峠で南に向かうK411にスイッチ。
スカイラインにはところどころ霧が深く立ちこめており、先頭のKさんによるペース・コントロールを守りながら西天城高原まで走りました。
いつものパーキングから西伊豆の景色を望むことはできませんでしたが、気温は25℃を下回る涼しさで、クール・ダウンにはぴったりです。
慣らしが完了した982型718ケイマンを本格的に走らせ始めているKさん曰く、以前に乗っていた981型ケイマンと比較して、遥かに良く曲がるようになったとの由。
そもそも981型ボクスターのハンドリングだって素晴らしいのに、そのクーペ版である981型ケイマンよりも更に上のレベルにあるとは、いったいどういうことなのでしょうか(汗)。
一方のsuite-spiralさん、MP4-12CはK17程度のロード・コンディションであればまったく問題がないどころか、タイトなワインディングが超楽しいと言います。
600ps/600Nm(!)に達するエンジン・パワーを山坂道で使う場面はもちろん無いでしょうけど、購入の決め手になったというそのハンドリング性能に加え、優れた前方視界により狭い道でも積極的にコーナーへ飛び込んでいけることも大きいようです。

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で、そのMP4-12Cにほんの少しだけ試乗させていただきました。
ディヘドラル・ドアを開け、その低いコクピットに文字通り潜り込んでシート・ベルトを締め、助手席のsuite-spiralさんから簡単なコクピット・ドリルを受けてスターター・スイッチをON。
少々長めのクランキングと共に目覚めたM838T型3.8リッターV8ツイン・ターボ・エンジンの轟音に一瞬怯んでから(汗)、仁科峠方面へとゆっくり走り出しました。
まず驚いたのは、上述した前方視界。
高さ的にも距離的にも路面がものすごく近く&広く見え、アスファルトのコンディションまで手に取るようにわかるのです。
ライド・フィールはこれまでに乗ったどのクルマともまったく異なっており、その途轍もない接地感にビックリ仰天。
更に、私の試乗レベルのコーナリングではロールやピッチを感知することはできません。
それなのにサスペンションをガチガチに固めたような印象はまったくなく、路面のギャップやアンジュレーションをすべて吸収し、4輪が常に100%のグリップ力を発揮し続けているとしか思えないのです。
いや、たまげました(汗)。

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毎度おもしろい、宇久須へのダウンヒル。
対向車に注意を払いつつ、高低差と曲率の激しいK410を3台は一気に駆け下っていきます。
進入速度を見誤り、連続するタイト・コーナーにリア・タイヤが一瞬グリップを喪うシーンもありましたが、それでも不安感なく走ってくれる懐の深さがボクスターのいいところだと改めて思います。
途中で前に出てもらった718ケイマンとMP4-12Cの走る様は実にエキサイティングで、その姿を見続け音を聴き続けるためだけに、必死でついていきました。
交通量の多いR136を松崎まで走り、港へ出て「民芸茶房」でブランチです。
走りまくってから和定食をきちんと喰うってのは、実にいいもんですねぇ。

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さ、渋滞に巻き込まれる前に、潔く撤収しましょう。
R136を戻り、宇久須から仁科峠へとK410を一気呵成のヒルクライムです。
上りは下りとはまた違ってアクセルを存分に開ける楽しさがあり、300psと600psのターボ・カーに追われながら(汗)、エンジンをブン回して稜線まで駆け上がりました。
霧の西伊豆スカイラインをクルージング・ペースで走り抜け、修善寺を経由して山伏峠から伊豆スカイラインへ。
ここでついに観光バス等の先導による超絶チンタラ走行が炸裂、降り出した雨に屋根も閉め、K20で箱根へと抜けるまで睡魔との戦いが続きます(涙)。
湯河原峠でようやく車列から抜け出してMAZDAターンパイク→小田原厚木道路と走り、大渋滞直前に何とか東名から逃げ切って自宅へと帰りました。


本日の走行距離は、413km。
走行時間は6時間08分、平均速度は69km/h。
平均燃費は、9.7km/lでした。

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このメンバーで走るのは、2年ぶり2回目です。
前回も西伊豆から箱根に向かったのですが、その際Kさんは981型ケイマンを、suite-spiralさんは987型ボクスター・スパイダーを駆っていましたから、2年前と同じクルマなのは私だけでしたね(笑)。
いずれにせよ、前回以上に刺激的なドライビング・デイとなりました。
どうもありがとうございました!

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K

久しぶりの伊豆ドライブにご一緒いただき、ありがとうございました。
「民芸茶房」の魚定食は相変わらずとても美味しく、大満足でした。

今回、マクラーレンと一緒に走る機会をいただきましたが、いやはや、これこそスーパーカーと呼ぶに相応しい走りっぷりでした。 しかも、ふだん我々が走るような狭くて荒れた峠道を、躊躇無く走らせることが出来る走行性能に、イギリス車の底力と言うか、マクラーレンの本気度を見た気がします。
価格や顧客層はフェラーリやランボルギーニと重なるのかもしれませんが、本来、マクラーレンが目指しているものは、それらとは違う所にあると感じました。
貴重な体験、本当にありがとうございました。
by K (2017-07-27 00:29) 

wata

Kさん、こんにちは。

こちらこそ、楽しいミドシップ・ドライブに混ぜていただきありがとうございました。
ま、私の場合は「屋根開けてのんびりドライブ」が信条であり、ミドシップの走りを極めたりすることはできないんですけどね(汗)。
仰る通り、MP4-12Cのワインディング能力については舌を巻くばかりですが、それはオーナー・ドライバーが常人であっては実証できないことは言うまでもありません(笑)。
クルマはそれ自体は単なるマシーンに過ぎず、乗り手のマインドやスピリットによってその魅力が大きく変わるものだと常々思っていましたが、今回改めて得心することができました。

by wata (2017-07-27 20:34) 

suite-spiral

控え目に言って、最高でしたね(笑)

スポーツカーの成り立ちには様々な方法論がありますが、それでも尚、MRを駆ってワインディングを縫うようにドライブすると、物理特性としてこれが正しいと思える瞬間がコーナーリング時に幾度となく齎されるように感じます。

3台で微妙に異なる挙動やexhaustが、切れ味の鋭いコーナーリングを彩ってくれました。

先月、Shimaさん、M郎さんとk17を走った時にも感じたのですが、限界付近でコントロールするスキルを備えながら、マージンを残す良識を併せ持つ中でのあのスピードレンジのドライビングを共有できる関係は、とても貴重ですね。

信頼関係で結ばれたT2Nで先行する981boxsterと982caymanを、これ以上ない臨場感に浸りつつ追い駆けながら、「Kさん、最高!」「wataさん、最高!」「midship、最高! 」と独り言ちていました(笑)

最高のmidship drivingをありがとうございました。

by suite-spiral (2017-07-27 21:22) 

wata

suite-spiralさん、こんにちは。

はい、ごく控えめに言っても「サイコー!」でした(笑)。
これまでに所有したクルマの数は多くは無いものの、その中でもボクスターの曲がりやすさは群を抜いており、それはやはりMRレイアウトに因るところが大きいのだな、と今回つくづく思いました。
FRである前車・ALPINA B3は「曲げる」コーナリングが本当に楽しかったのですが、ボクスターは簡単に「曲がる」ので、自身のウデが上がったかのように錯覚してしまうのが難点ですね(汗)。
私にはとても「限界付近でコントロールできるスキル」はありませんので、クルマの限界が自身の限界を大きく上回っていて良かった、と思っています。
ちなみにKさんとは20年近くのつきあいですが、昔からT2NどころかB2Bで私の尻を責め続けるんです。
これは信頼関係などではなく、彼の性癖なんですよ(汗)。

by wata (2017-07-28 21:50) 

MT

あれ?Kさん、いつの間に???(笑)
by MT (2017-08-06 23:33) 

wata

MTさん、こんにちは。

http://wind-and-light-bxtr.blog.so-net.ne.jp/2017-06-26
Webでのデビューは6月末のことですが、乗り換えたのはそれよりも前のことだと思われます。
一度、911カレラで揉んでやってください(笑)。


by wata (2017-08-07 19:14) 

MT

暫く見てなかったんで、初めて知りました。(笑)
ターボは速いからもまれちゃうよ。(笑)
by MT (2017-08-08 16:54) 

wata

MTさん

2台で遠慮なくバトルしてください。
私は、遥か後方からノンビリ行きます(笑)。

by wata (2017-08-08 21:08) 

Yuba

ぬぉぉ、なんて豪華なツーリング!最高っすねぇぇぇ!
マクラーレン・・・お金があったら欲しいクルマNo.1(汗)。
by Yuba (2017-08-15 20:59) 

wata

Yubaさん、こんにちは。

マクラーレンやフェラーリ、ランボルギーニなどなど、いわゆるスーパーカーと呼ばれる高いクルマはいろいろありますが、私も今のところマクラーレンがNo.1です。
理由は、仲間が山坂道で遠慮なく走らせているクルマだから、です(笑)。

by wata (2017-08-15 22:49) 

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