So-net無料ブログ作成

東北グランド・ツーリング[3]十和田・八甲田・夏泊 [drive/touring]

岩手県八幡平山麓、松川温泉の朝。
祈るような気持ちで空を見上げると、強い風にすんごい勢いで雲が流れてはいるものの、雪は止んでくれていました。

P1070567.jpg
仕事で仙台から来たというおにいちゃんと話をしながら朝風呂に入り、朝飯を済ませて外に出てみます。
宿の前はシャーベット状ながら未だ雪が積もっており、長靴を借りていなければ足がビショビショになるところです。
駐車場のボクスターは、ボンネットからリア・ハッチまで数cmほどの雪に覆われています。
寒さと冷たさに震えながら手で雪をどかしていると、麓からやって来たという軽自動車のおじさんが雪ベラ(T字型の雪かき棒)を貸してくれました。
人の親切は本当にありがたく、また嬉しいものですね。
聞けば、道には多少雪が残っている箇所はあるものの、何とか下界まで行けるんじゃないかと言うおじさん。
問題は県道に出るまでの急な上り坂だと言うと、「これ四駆?二駆かい、そうかい。エンジンは?後ろにあんの?だったら重しかかって上り坂でも行けるべさ」。

P1070569.jpg
P1070570.jpg
P1070571.jpg
P1070577.jpg
で、意を決してチェック・アウト。
ポルシェ・スタビリティ・マネジメント(PSM)を切って雪の積もった橋を強行突破、上り坂を止まらないように駆け上がり、何とか県道まで出ることができました。
路面にはまだまだ溶けかけた雪が残ってはいるものの、この先は概ね下り坂なので大丈夫でしょう。
ABSをゴリゴリ言わせながら、ゆっくりと下っていきました。
しかし、何でよりによって私が泊まる日に雪が降るんでしょうねぇ・・・。
理不尽さに肚も立ちますが、あのまま降り続いたら連泊せざるを得ない状況に追い込まれたワケですから、そう考えれば不幸中の幸いだったのかもしれません。
麓は冷たい風が吹きすさぶものの、ウソのような晴天。
ボクスターは泥水とカラマツの落ち葉とで酷い有様でしたが、とにかく無事に下山できて本当に良かったです(笑)。

P1070582.jpg
P1070586.jpg
P1070592.jpg
八幡平をオープンで駆け抜ける企画が積雪通行止めで思いっきりボツになったため、引き続き北を目指すことにします。
東北道で小坂ICまで走り、旧小坂鉱山事務所の駐車場で、昨日コイン洗車場で洗ったはず(涙)のボクスターをペットボトル洗車。
気分もスッキリしたところで屋根を開け、スポーツ・モードを設定し、K2/樹海ラインを十和田湖へと駆け上がりました。
この道はメインの観光道路であるR103の言わば裏ルート、それだけに交通量も少なく快走が可能。
風に舞う落ち葉が冷涼な空気とともにキャビン内へ入ってきますが、そんなことはお構いなしに、4,000rpmいっぱいまでアクセルを開けて走りました。

P1070594.jpg
P1070596.jpg
P1070610.jpg
P1070613.jpg
発荷峠でR103へ合流、展望台に立ち寄ってみると、眼下の十和田湖周辺の紅葉はほぼ終盤といった状況です。
それでも木漏れ日の湖畔道路をオープンで流すのは大変気持ちが良く、子ノ口まで走ってR102で奥入瀬渓流へと右折。
途中の駐車帯にボクスターを駐め、平日にも関わらず人も多く賑わっている渓流沿いを少し歩きました。
まだ昼過ぎなのに空気はとても冷たく、近づく冬の訪れをを感じさせます。

P1070620.jpg
P1070622.jpg
P1070623.jpg
R103で再び山登り、今度は八甲田山方面へと向かいます。
美しい白樺林の中を走る道も、標高が上がるに連れて路傍に雪が現れてきました。
どうやら八甲田周辺もかなり雪が降ったようで、R103は酸ヶ湯温泉方面が通行止めとなっているほどです。
R394からK40に入り、身を切るような冷たい強風が吹き荒れる田代平高原を突っ走るボクスター。
真冬並みの寒さではありましたが、暖房とシート・ヒーターで頭寒足熱にも程があります(笑)。
青森の市街地方面へは、初めて走るK40をチョイス。
これが森の中を行く素晴らしいロング・ダウンヒル&ワインディングで、フラット・シックスを4,000rpm以下に抑えて走るのが一苦労でした。
なお、急激なダウンヒルによる気圧の急変が原因なのか、麓まで下りたところで耳がおかしくなっています。
大きく口を開けたり、飴をなめたり、お茶を飲んだり、くしゃみをしたりしてようやく治りましたが、皆さんもどうぞお気をつけ下さい(涙)。

P1070627.jpg
今朝、小坂で水洗いしたにも関わらず、雪解け水と落ち葉とでまたもや汚れ放題のボクスター。
汚れているだけならいいのですが、融雪剤や凍結防止剤もたっぷり浴びてしまっていることでしょう。
と言うことで、青森市郊外で見つけたコイン洗車場でまたもや洗車です(涙)。
ボディだけでなくホイールやタイヤ・ハウス、アンダー・フロアなど、足回りや下回りを入念に洗いました。
時刻は14時を回っており、そろそろ本日のゴールを決めなきゃなりません。
スマートフォンで「じゃらんnet」にログイン、今日泊まれる宿の中から良さそうな一軒を選んで予約完了!
リスタートしたボクスターはR4を青森湾沿いに北上し、K9を左折しました。

P1070632.jpg
P1070644.jpg
P1070663.jpg
青森県北岸の半島といえば、東の下北半島と西の津軽半島です。
いずれも楽しいドライビング・ゾーンで何度か走りに来ていますが、この二つの大きな半島に挟まれた小さな夏泊半島は、これまで訪れたことがありませんでした。
ところが来てみてビックリ、半島を一周するK9が予想以上に素晴らしい!
今日のように風が強いとしぶきがかかるほど道は低く、常に海を見ながらフラットな海岸線のワインディングを走ることができます。
ルート上に店などはありませんが、陸奥湾に臨む駐車スペースにボクスターを駐めてペットボトルのお茶でも飲めば、それでもう十分リラックス。
日没に向かって色を変えてゆく空と海との間を、最高の気分で走ることができました。
ちなみに私のボクスターは、この夏泊半島で積算距離計が3,000kmを突破。
納車からちょうど一ヶ月かかりましたが、これにてランニング・インは完了です!

P1070672.jpg
今宵の宿は、青森湾に面した浅虫温泉の「ホテル秋田屋」。
一泊夕食つきで8,000円のいわゆるビジネス・プランですが、海に面した部屋は広く、屋上には大浴場と小さいながらも露天風呂があります。
しかもこの料金で夕飯は部屋出し、郷土料理的なモノも含め品数も多く大満足。
コスト・パフォーマンスの高い、良い旅の宿だと思います。
今日もまたUMPCに旅の記録をしたためて、グッスリと眠りに就きました。



本日の走行距離は、277km。
走行時間は4時間52分、平均速度は59km/h。
平均燃費は10.7km/lでした。

nice!(5)  コメント(8) 

nice! 5

コメント 8

リョウスケ

最新の水平対向6発。ランニング・イン突破の4000以上の解禁がとても気になるトコロです。
インプレ宜しくお願いします。
ところで教えてください。
MTでスポーツクロノ使用にすると、日産Zがやったシンクロレブと同じだって言うんですけど、体感できました?

by リョウスケ (2014-11-06 20:35) 

sherry

こんばんは。

この時期の積雪は、四国住まいで、関東から北の地方をクルマで走ったことがない身としては若干のカルチャーショック?です(特に香川は基本雪降りません。ごくたまにドカ雪が降ると、真っ直ぐな片側3車線の幹線道路を1km走る間に5件事故が起こっていたのには驚愕でした…)

そして…ひと月で3,000kmは現時点では明らかにB3のペースを上回っていますね(笑)

封印の解けたエンジンで思う存分走った感想も楽しみです!
by sherry (2014-11-06 20:57) 

ryus

キレイにしてもらって、海をバックにちょこんと座ったボクスター。
美人さんですね。
ワクワクしてるのが手にとるように、、、、

すいません。擬人化がすぎましたか。
by ryus (2014-11-06 21:44) 

wata

リョウスケさん、こんにちは。

「MTでスポーツクロノ使用にすると、日産Zがやったシンクロレブと同じだって言うんですけど、体感できました?」
・・・なかなか難解なご質問ですが、恐らくこの記事の時点では体感しておりません。
ご了承下さい(伏)。

by wata (2014-11-06 22:17) 

wata

sherryさん、こんにちは。

いや、いくら東北とは言え、この時期に積雪するとは思ってもいませんでした。
甘く見ていたんですね・・・。
ちなみにひと月で3,000kmを突破したのは、やはりGTに出たからです。
毎月コンスタントに3,000km走るワケではありませんので、念のため(汗)。

by wata (2014-11-06 22:18) 

wata

ryusさん、こんにちは。

私はモノを擬人化して考えることはありませんが、ryusさんの仰ることはわかります。
オッサン、ワクワクしまくりでした(笑)。

by wata (2014-11-06 22:19) 

NOBU

NOBUです。

「これ四駆?二駆かい、そうかい。エンジンは?後ろにあんの?だったら重しかかって上り坂でも行けるべさ」って、このおじさんはもうヴァイザッハで働けるのではないかと・・・。
by NOBU (2014-11-08 12:43) 

wata

NOBUさん、こんにちは。

はい、おじさんはトラクションの何たるかを完璧に理解しているものと思われます。
ひょっとすると「エンジン後ろの四駆」、すなわちポルシェ・959の開発者ではないかと(←無い)。

by wata (2014-11-08 18:45) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。