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ポルシェ・ボクスター、15,000km[2] [about my Boxster]

前回からの続きです。

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屋根を開けていようが閉めていようが、前を向いて走っている限り、ボクスターの視界は極めて良好です。
私がこれまでに所有していたどのクルマよりも着座位置は低いハズなのですが、良く考えたらエンジンを擁しないボンネットもまたFR車と比べて低いんですよね。
更に、フロント・ウィンドウ越しにフェンダーの峰が見えていることでタイヤの位置が把握しやすく、タイトなワインディングでも走行ラインを確実にトレースすることができます。
これら前方/側方視界の良さは予想以上だったのですが、その一方で後方視界の悪さは予想通り(汗)。
特に幌を閉めた状態で右斜め後ろを視認することはほぼ不可能で、サイド・ミラーでもカバーできない大きな死角が常に存在しています。
乗り始めの頃、レーン・チェンジの際にヒヤッとしたことが何度かありましたので、今ではグイッと加速して死角を動かしてから車線を変更するようにしている次第です。
またオープン/クローズに関わらず、真後ろへ振り返ってみてもルーム・ミラーで見える以上のものは何も見えません。
後退の際はドアを開けてもロクに後ろが見えないため、恥ずかしながらバック・カメラの世話になっています。
試しにサイド・ミラーや目視だけで駐車しようとすると、15,000kmを走らせた今もなお、どうにもまっすぐ駐められずにナナメになってしまうのです。
嗚呼、情けない・・・(涙)。

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ヒーターは良く効き、シート・ヒーターと併用すれば厳冬期のオープン・ドライブでも寒くありません。
が、冷間始動時の立ち上がりが非常に遅く、走り始めて10分から15分ぐらい経たないと、温風が出てこないのです。
最初は壊れてるんじゃないかと思ったほどなのですが、マルチ・ファンクション・ディスプレイで確認してみると、そもそも熱源たる冷却水の温度がなかなか上がらないってことがわかりました。
新年賀詞交換会の際、ポルシェ・911カレラ4Sに乗るmiyaさんから「911には冷却水が20L以上入っている」とのお話を伺い、ビックリ仰天した覚えがあります。
例えばALPINA B3の冷却水量は約8Lですから、いくらなんでも20Lは何かの間違いじゃありませんかmiyaさん・・・と思って整備手帳を開いてみたら、911カレラの冷却水は約26L、ボクスター/ケイマンでも約23Lとの記述(汗)。
車両後部のエンジンからフロント・バンパー内のラジエターまでウォーター・ラインを引いているからなのでしょうけれど、それにしてもすんごい量ですねぇ。
そりゃヒーター効くまで時間かかるわ・・・と納得すると同時に、MR車やRR車はエンジンの冷却が大変なのだということが改めて良くわかりました。
miyaさん、疑ったりして申し訳ありませんでした(激伏)。

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三眼式メーターのいちばん右、マルチ・ファンクション・ディスプレイは、その名の通りさまざまな機能を有しています。
私の場合、通常は水温/油温/油圧/電圧を表示させてボクスターのコンディションをチェック。
追加メーターなどがなくてもこれらの情報を常時見ることができるのは、個人的にとてもありがたいと思っています。
後は必要に応じてエンジン・オイルの量やタイヤの空気圧を確認したり、ドライブからの帰宅時には平均速度や平均燃費を表示させてBlogのネタにしたりしています。
他に加速度表示やギアシフト・アシスト、ストップ・ウォッチ機能などもありますが、まず使いませんねぇ(笑)。

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トリムも形状も機能も標準仕様、つまりオプション費用ゼロ円のシートは、ロング・ドライブでも疲れず、ワインディングなどでのサポートにも不足はありません。
特にセンター部分のアルカンターラが効いており、これまで乗っていたクルマのレザー・シートと比較して明らかに滑りにくくなっています。
前後スライドや高さの調整は手動式ですが、運転中に微調整することもあるリクライニングだけは電動調整式となっているのはとてもありがたいですね。
パーキング・ブレーキは電動式で、ダッシュ・ボード左下のスイッチで操作するようになっています。
発進時の自動解除やヒル・ホールドなど、電動式ならではの便利機能も具備されてはいるものの、やはり「サイド・ブレーキをかけた感」に乏しく、最初のうちは何度かかけ忘れそうになったこともありました。
ちなみにヒル・ホールド機能は個人的にまったく不要なのですが、OFFにすることもできないため、これまでのクルマに較べて坂道発進はむしろギクシャクするようになってしまいました(涙)。

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大きなものを運ぶことはできませんが、ボクスターは小さいながらも前後にトランクを持つため、積載能力の不足を感じたことは一度もありません。
ただ室内各部の収納スペースはギリギリといった感じで、グローブ・ボックスはオーナーズ・マニュアル類やウェスなどでもういっぱい。
アーム・レスト・コンパートメントは、中に12Vソケットもあるのでスマートフォンの収納にピッタリ!・・・と言うより、天地方向が薄くて他に入れるものが思い浮かばないのです(汗)。
他にはドア・ポケットと用途不明な助手席足元の小さなネットがあるだけですので、室内に持ち込んだバッグなどはシート後方の隙間に押し込んでいます。
なお、グローブ・ボックスの上には凝った仕掛けのドリンク・ホルダーが2名分、格納されています。
私は殆ど使いませんが、必要な人には便利な装備なのかもしれませんね。

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日本仕様車の純正ナビゲーション・システムは、クラリオン製。
同社の市販品「NX-713」相当だと思われますが、オプションの「BOSEサウンドシステム」を選ばなかったせいか、サラウンドやイコライザーなどの音場&音質関連機能がすっぱりと省略されています(涙)。
それでも各種メディアの音楽は普通に聴くことができますし、肝心のナビゲーション機能は市販品と同等のようで、便利に使わせてもらっています。
近頃のカーナビらしくBluetoothによるスマートフォンとの連携機能がいろいろあるようで、ステアリング・コラムに内蔵されたマイクでハンズ・フリー通話ができたり、スマートフォンで予め検索しておいた目的地をワンタッチでカーナビに転送&設定できたりするのは、かなり実用的だと思います。
データ・メンテナンスについてもNX-713と同じで、ディーラーなどを介さずPCを用いてインターネット経由でSDカードにデータをダウンロードすることにより、地図やプログラムを更新することができます。
その更新は年6回もあり、費用が3年間無料というのも嬉しい限りです。

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半年間/15,000kmの平均の燃費は、10.6km/l。
2.7リッターのスポーツ・カーとしては、なかなかの好燃費だとは思います。
が、以前に乗っていた3.3リッター・エンジンのALPINA B3が9.6km/lでしたので、排気量や車両重量、設計年次などを考え合わせると、もう少し頑張ってほしいような気もします。
ボクスターの公称燃費は11.6km/lなのですが、私の場合、デフォルトで動作するアイドリング・ストップ機能を常にOFFにしていることと、高回転型のエンジン故に従前よりも低めのギアを選ぶ機会が増えたことが、悪化の要因かと思われます。
アイドリング・ストップを起動させれば燃費は改善するのでしょうけれど、その代わりバッテリーにかなり負担がかかるような気がするんですよねぇ・・・。
ボクスターは最近のクルマらしく電気仕掛けが満載、更にソフト・トップ開閉という一番の力仕事も電気が担っています。
なので、電気は極力オルタネータからの給電で賄いたいと思っているんです。
もちろん、きめ細かなエネルギー・マネジメントでカンタンにバッテリー上がりにはならないでしょうから、私が気にしすぎなのかもしれませんけどね(笑)。

ボクスターは、とてもいいクルマだと思います。
屋根が開き、よく走り、カッコいい。
個人的にはこの3点が大きな魅力だと思っているのですが、こと「走り」については、ドライバー(=私)がついていけないレベルのパフォーマンスとポテンシャルをタップリと秘めていると感じています。
まだまだ走り始めたばかりですので、ハードウェアの耐久性や今後のメンテナンス・コストなども気になるところですが、だからと言って走らないんじゃ、買った意味がありませんよね(笑)。
これからも屋根を開け、ボクスターを楽しく走らせていこうと思っています。

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タッチ

お疲れ様です。前半と後半と共に「想定問答集」みたいで、読者側にとっても親切丁寧な解説にwataさんのお人柄を感じています。
文中にもありましたが、「温風ヒーターがなかなか暖まらない」の件は、北国生まれのソレらしからぬ感がありますが、ボクサーエンジンの引きずり抵抗に伴う摩擦熱は相当なもので、信号待ちでボクスターやケイマンの真後ろからフロントを見ると、真冬なのにユラユラとカゲロウが立ち込めているのがわかるほどです。でも、メーカーではそれらも含め計算尽くでしょうから、寒けりゃその間は「シートヒーター等で補ってくれ」なのかも知れませんね。そう言えば、タイヤはランフラットでしたっけ?
by タッチ (2015-04-01 01:40) 

wata

タッチさん、こんにちは。

「水温が上がるまでかなり時間がかかる」ってのは、乗って初めてわかったことです。
ミドシップ、かつエンジンをリア・トランク下に封印しつつ、スポーツ走行をも想定するワケですから、冬場にエンジンを温めるよりも夏場に冷やすことを優先させているのだろうと思っています。
確かにオーバー・ヒートするよりも、始動直後の寒さを我慢するほうが遥かにマシですからね(笑)。
ちなみにボクスターのタイヤは、ランフラットではありません。
オプションでも用意されていないと思います。


by wata (2015-04-01 19:41) 

よっちゃき

えっ…このGって…。最近ロガーを装着してサーキットをスポーツ走行する機会があって、自分の車の限界Gを初めて知ったのですが、それを遙かに凌駕する数値に一瞬目を疑い、その後すぐに納得がいきました。そういえばB3にも追いつけなかったな…と。

実は密かにニュルの北コースとか走っていませんよね?笑
by よっちゃき (2015-04-01 20:54) 

wata

よっちゃきさん、こんにちは。

すみません、私はこのG-フォース・メーターに表示される数値のレベル感がまったくわからないんです。
が、少なくともE46/M3のサーキット限界値を上回るような走り方は絶対にしていません・・・と言うかできるわけありませんので、よっちゃきさんのデータ・ロガーとは表示基準が違うのだと思います。
ほら、空気圧だってゲージによって測定値が違うじゃないですか。
そんな感じだと思いますよ(笑)。

by wata (2015-04-01 22:30) 

ぐりん

バックカメラ、必要なんですね。

私もどうしようか迷った挙句付けることにしたのですが、もしかして全然必要なかったら・・・なんて悩んでいたので安心しました(^_^)ありがとうございます。

wataさんのこちらのブログ、本当に頼りになります!
by ぐりん (2015-04-02 11:46) 

wata

ぐりんさん、こんにちは。

はい、これまでは「バック・カメラの世話になんぞならん!」と思っていたのですが、ボクスターを試乗して「バック・カメラがないとあかん!」と思うようになりました(汗)。
バックで駐車する際、どこまで後退できるのかまったくわからないんです。
カメラはすんごい広角ですから、慣れればギリギリまで下げることができると思いますよ!

by wata (2015-04-02 21:29) 

ぐりん

試乗したときはバックする機会&余裕がなかったので気づきませんでした(なにせここ数年運転していない&1度しか試乗していないので・・・)。

納車はまだまだまだまだ先ですが、いつか皆さんとご一緒させていただきたいです!
by ぐりん (2015-04-02 23:30) 

wata

ぐりんさん

そうですね、納車されたら是非ご一緒しましょう。
どちらがバックでまっすぐ駐められるか、競争ですよ!(←そこか?)

by wata (2015-04-04 09:48) 

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