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北海道グランド・ツーリング[6]29年前の幸せと、12年前の不幸せ [drive/touring]

丸一日降り続いていた雨は、明け方になってようやく、ようやく止んでくれた。
とは言え晴れ間はまだ見えず、8月中旬とは思えないほど肌寒い。

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小鳥の囀りしか聴こえてこない、静かな宿の周囲を歩く。
と、リスが現れて森の中を駆け回る。
いや~、いいねぇ。
朝食も宿泊者全員で喰い、チェック・アウト。
宿主さんも含めて皆バイクやクルマが好きらしく、出発時には全員で私を・・・いや、ボクスターを見送ってくれた(笑)。

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今日は十勝周辺を走ろうと思っていたのだが、天気予報は曇り時々雨。
で、全道の天気をチェックしてみると、襟裳岬から西側の太平洋沿岸だけに晴れマークがついていた。
と言うことであっさりと方針変更、D75で南下を開始する。
幌が乾いたのを見計らって、二日ぶりにルーフ・オープン!
土と緑の匂いを纏った雨上がりの冷たい風がコクピットへとなだれ込み、エアコンで作られた空気を一気に追い出した。
嗚呼、気持ちいい・・・。
ロードスターは、やっぱり屋根を開けて走らせなきゃね(笑)。

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「無料提供中」に釣られて乗ってみた高速道路/帯広広尾自動車道を、あまりのつまらなさ&遅さに次のICでアウト。
大学生時代以来、29年ぶりに旧国鉄広尾線の幸福駅に立ち寄ってみる。
当時はまだ廃線前だったような記憶があるが、今は駅舎を中心とした公園のようになっており、外国人観光客をワンサカ乗せたバスも何台か訪れていた。
中札内からはR238を棄て、D55をカッ飛ばす。
この道道もまた国道と違って人家もクルマもなく、安全かつ快適にボクスターをドライブさせることができた。

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すんごい直線のD1037を経て、R336/黄金道路で太平洋沿いに南へと走る。
この道は来るたびにトンネル化が進んでおり、波しぶきから逃れられる代わりに景色も見えなくなっているのがちと残念だ。
最後のトンネルを出たところで突然降り出した雨が突然止み、襟裳岬に到着。
常に暴風が吹き荒れているイメージの岬は、今日はなぜか穏やかであった。

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岬の反対側は、雲が多いながらもまるで別の日かと思うような晴天。
場所によって天気がゴロッと変わるのも、北海道ツーリングのおもしろさなのである。
左手に青い海を眺めながら、潮風の中を気持ちよく走った。
様似[さまに]を過ぎると国道は交通量の多いつまらない道に成り下がるため、内陸側を並行するD1025や日高中央広域農道を択ぶ。
馬が草を食むいくつもの牧場を通過しながら、オープン・トップのボクスターはマイペースで走り続けた。
今日はこれから富良野方面へと向かうべく、D1026→D208→D71→D797と結んで走る。
このルートは適度なアップダウンと緩やかなコーナーに恵まれたカントリー・ロードで、ドライビングに没頭できる道。
幹線国道よりも距離はあるが交通量僅少、圧倒的に楽しく、かつ時間的にも恐らく速いはずだ(←なぜ?)。

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そんな道道ドライビングを楽しんでから、R237/日高国道に合流。
2003年の秋、レーダー搭載パトカーに捕まったことのあるJR根室本線/下金山駅付近にさしかかった。
と、またもや突然降り出した雨の中、レーダー・パトカーがUターンして12年前と同じ待ち伏せ場所に潜もうとしているではないか。
まんまと捕まえた被害者をリリースして戻るところなのであろう、全くもって油断も隙もありゃしない(汗)。

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富良野エリアに入り、宿へと向かう前に「北の国から」系のロケ地に行ってみる。
が、入場料500円の看板に気づき、ドラマに使われたニッサン・ジュニア・トラックを見ただけで撤収した。
宿へ向かう途中、富良野のコイン洗車場で激汚れのボクスターを水洗いする。
しかし直後に土砂降りに見舞われて、元の木阿弥観阿弥世阿弥(涙)。

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美馬牛[びばうし]付近で国道を離れ、本日の宿「旅の途中」に到着した。
今回のGTではいわゆる旅人宿がすっかり気に入り、今日もまた「とほ宿」のひとつであるこの宿に泊まることにしたのだ。
8人ほどの宿泊者でしゃぶしゃぶの晩飯を済ませた後、宿主の方が「あの981はいつ買ったんですか?」と話しかけてくれた。
普通、「981」って言わないぞ・・・と思って聞けば、宿主さんもこの4月に986型ポルシェ・ボクスターを買ったのだと言う。
希望の仕様を半年かけて探し出し、東京で買ってここ富良野まで自走してきたのだそうだ。
とにかく、大変気に入っているとのこと。
うんうん、よくわかる(笑)。

(つづく)


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jun

wataさん、こんにちは。
今回の北海道GT紀行読んでいたら、ふと、村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」と感じが似ていると思いました。

北海道の風景がスコットランドと似ているせいかもしれませんし、シングルモルトを飲み過ぎて酔っぱらっているせいかもしれませんが・・・・。
by jun (2015-09-05 22:08) 

wata

junさん、こんにちは。

私は村上春樹を読んだことはありませんが、いずれにせよ、私のいいかげんなBlogと世界的作家の小説とが似ているだなんて滅相もございません(汗)。
仰るとおり、呑み過ぎではないでしょうか・・・。
堪忍してください(伏)。

by wata (2015-09-06 11:33) 

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