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サマー・ツーリング2018 [3]志賀高原でご休憩 [drive/touring]

夏のツーリング三日目は、なかなかタフな一日となった。

朝7時前、上越市内のホテルをチェック・アウト。
陽射しが鬼のように強く既に暑いのだが、そんなことには一切お構いなく、ボクスターの屋根を躊躇なく開け放つ。
近くのローソンでコーヒーとカツサンドの朝食を済ませ、南へと下る。
これからK95で開田峠を越えて長野県に入り、K502/奥志賀林道をひた走って、涼しい志賀高原へと向かうプランなのだ。
いずれも走り応えのある山岳路で、ワクワクしながらカーナビをスクロールさせると・・・おや?
開田峠、奥志賀林道、共に「災害通行止め」との無情なVICS情報(涙)。
と言って、混雑することが火を見るよりも明らかな晴天の三連休にR252/志賀草津道路を選ぶことなど、早朝ならともかくこの時間帯では決してあり得ない。
路肩にボクスターを停め、新潟県や長野県の道路規制情報を調べまくった結果、最も遠回りと思われる秋山郷→雑魚川林道ルートで志賀高原を目指すこととした。

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上越市郊外から、R405で東へと走る。
田園地帯を抜けて山に入り、豪快なワインディング・ランを堪能する。
この付近は初めて走ったが、こんなに気持ち良く走れる道だとは予想もしていなかった。
走らなきゃわからないことや、走って初めてわかることが、まだまだたくさんあるのだ。
道の駅「雪のふるさとやすづか」でルートを再確認し、R405の狭隘区間を行く。
新潟県に突入、小さな峠や集落を結ぶ道は他に誰もおらず、実に楽しくマイペースで走り続けることができた。

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通行止め区間をR353で迂回し、津南から引き続きR405を南下。
ここも初走行、30km以上も続く一本道だが、気温は30℃を越えて陽射しもキツく、走っているうちに頭がクラクラしてきたので、途中から幌を上げてエアコンを全開にする。
山の中の1車線路をひたすらトレースし、長野県に入れば秋山郷。
深い谷の対岸に1500m級の山々が聳える、文字通りの秘境である。
いやはや、すんごいところに来たもんだ。
多少気温も下がってきたため、再びルーフを開けてのんびりと走った。

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R405は山の中で終点となり、切明温泉を通過して雑魚川林道に入る。
道端の沢には溶けきれずに崩れた雪渓が折り重なっているほどの山奥ではあるが、どうにも陽射しが厳しく感じられて、もう一度屋根を閉じた。
全線舗装、特に狭くもなく予想以上に走りやすいとは言え、カーブ・ミラーの整備は万全とは言えず、キープ・レフトさえできないバイクがコーナーの向こうから突っ込んでくるので、注意が必要だ。
走り続けてようやくK502/奥志賀林道に合流。
ここから北、野沢温泉方面は通行止めなのだが、南へは問題なく走ることができることを確認し、迂回ミッションは無事に完了と相成った。
が・・・。

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やはり、体調がイマイチだ。
頭がボーッとし、身体に力が入らず、胃のむかつきも覚えることから推して、もしかすると軽い熱中症になったのかもしれない。
このまま無理に走り続けるのはヤバそうなので、温泉にでも浸かってゆっくり休もうと、R292の先にある「ホテル熊の湯」に立ち寄った。
不思議な緑色の露天風呂、湯温は推定39℃、外気温は26℃。
温めの湯に浸かっては涼みを繰り返しているうちに、すっかり気分が良くなった。
風呂から上がって冷たい山の水で顔を洗い、水分をタップリと補給したらリスタート。
2時間近くのブレイクとなったが、あのまま走り続けていたら、どこかで事故の憂き目にでも遭っていたことだろう。
いや、参った。

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R292/志賀草津道路は予想通りクルマが多く、マイペースで走ることはできない。
大混雑の横手山ドライブインをチラ見しつつ走り、国道最高地点の渋峠をパスすると、だいぶ流れが良くなった。
万座高原からK466/上信スカイラインに入るとようやく他車は消えて快走を取戻し、K112をトレースして終着の毛無峠に初めて立った。
寂寥感の炸裂する光景ではあるが、三連休でもあるためか、駐まっているクルマやバイクの台数は予想外に多い。
太陽は近くてジリジリとくるものの、吹く風は涼しく爽やかだ。
「果て」の景色を存分に眺めてから、来た道を万座方面へと戻っていった。

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万座ハイウェー/浅間白根火山ルートで、気持ちよく下山。
1,050円の有料道路ではあるが、その料金に見合った走りができたと思う。
で、終着の万座鹿沢口まで下りるや否や、K59を草津方面に戻ってつまごいパノラマラインに入る。
何度となく走っているこの広域農道は相変わらずいい道で、以前に比べればクルマやバイクの姿を見かけるようになったとはいえ、その快走路っぷりに変わりはない。
北コース・南コースと走りまくるうちに夕刻を迎え、ありがたいことに、不調で喰えなかった昼飯の分まで食欲が戻ってきてくれた。

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スマートフォンで見つけた森の中の「和食 あやめ亭」は予約で一杯のようだが、お独りさまなら、とカウンターに案内してもらう。
やまと豚のすきやき御膳は、地産地消を謳う店らしく、肉も野菜もタップリで味も良い。
店を出て宿へ向かう途中に寄り道したキャベツ畑では、 日没直後の入道雲が茜色に染まっていた。
北軽井沢高原ホテル」というリゾート・ホテル的な名前とは裏腹な素泊まりの宿は、一泊税込み5,000円。
なのにバス&トイレつきの和室は10畳と広く、人工温泉の大浴場もあって十分寛げる。
窓を開ければエアコン要らずの涼しさで、ぐっすりと眠れそうだ。
明日、連休最終日の高速道路は、午後の早い時間から数十kmレベルの大渋滞が予想されている。
半端な未練は断ち切って、チェック・アウトしたらまっすぐ家に帰ろう 。



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忠

こんにちは。

もうかれこれ20年以上前に金沢からの帰りに、「このまま高速で帰ってもなぁ」と、上越ICで降りて、小さな地図を頼りに下道で帰ったことがありました。途中、バイクから降りて一服していたら、右手に棚田が見えました。棚田を見るのは初めてで、山々の自然の中に溶け込んではいるものの人工的な風景を見て感動したことがありました。そこからしばらく行くと津南の町で、そのままR405で帰ったことがありました。初めての道で、独りぼっちでしたから心細かったことと共に懐かしく思い出しました。

それとそうやってキーボードで書いているんですね。なるほど、と感心しました。未だにガラケー使いとしては、そろそろ・・・・

素晴らしい文章と写真を有難うございました。
by 忠 (2018-07-24 11:36) 

ていしあ

こんばんは。

R405が初とは意外でした。やはり、関東南部からだとちょっと遠いですかね。R405の他、R403、今回は変更されたK95の関田峠など、楽しい道がたくさんあるので、私は好んで走ります。機会があれば残りも是非とも走ってください。

それにしても、タフな峠道を走りましたね。というか、オープン走行がタフだったかも知れませんね。熱中症を温泉で吹き飛ばすとはさすがです。いつかご同道できることを楽しみにしています。
by ていしあ (2018-07-24 18:39) 

wata

忠さん、こんにちは。

こちらこそ、オッサンの旅日記におつきあいいただきありがとうございます。
今回は立ち寄りませんでしたが、R405が走る山の中には棚田が多くあるようです。
この時期は青田がとてもキレイなんですよね。
寄り道してくれば良かった・・・と、少々後悔中です(涙)。
写真の通り、旅先ではスマートフォンにBluetoothキーボードを繋いで記事を書いています。
スマホの画面から文章を直接入力できるほど、若くありませんからね(汗)。
かつてはノートPC(IBM「ThinkPad240X」)やUMPC(ASUS「EeePC901」)などを持ち歩いていたもんですが、もはや隔世の感が全開です(笑)。

by wata (2018-07-24 20:41) 

wata

ていしあさん、こんにちは。

R405は、道の駅から東側は走ったことがあったのですが、初走行だった上越市からのルートがこんなに気持ちいいとは思ってもいませんでした。
仰るとおり、R403も開田峠越えもいい道だと思っていますので、このエリアは日を改めてもう一度走りに来たいと考えています。
しかし街中や渋滞中ならともかく、山奥のワインディングで屋根を閉めることになるとは、我ながらヤキが回ったな・・・と思いました。
やはり、年齢を考えなきゃいけないのでしょうね(涙)。

by wata (2018-07-24 21:26) 

モロカン

wataさん、こんばんは。

私も3連休の中日に嬬恋パノラマライン走りに行ってました。キャベツ畑もいいですが、広域農道は日影が全くないので、スピダー乗りにとって、この道は一休み出来るところがないんですよね。
仕方なく鹿沢温泉立寄り湯に行ったら、休館日。なら、沿道ののぼりを立てておくなよ、って思いました。
標高1500mなのにちっとも涼しくなかったです。

エアコンも幌も付いているボクスターが羨ましいです。

by モロカン (2018-07-24 23:22) 

wata

モロカンさん、こんにちは。

三連休は、本当に暑かったですよね。
ま、嬬恋に限らず、どこもかしこも暑かったと思います(笑)。
気温が高いのはもちろんですが、オープン乗りにとってはやはり強い陽射しが大敵だということを、私も今回身を以って体験しました。
私がつまごいパノラマラインを走ったのは夕刻、かつ空は少し曇っていたのでオープンでも余裕でしたが、ルノー・スポール・スピダーで日中に走られたのであれば、そりゃ男前にも程がありますよ(汗)。

by wata (2018-07-25 20:03) 

サッサー22

こんばんは。

私もこの日、嬬恋パノラマラインを走っていました。
最後はチェリーパークラインで締めて渋滞に突入でしたが、、、(^_^;)

wataさんの記事を拝見していると次回は
このルートで!と何時も思う次第です。
by サッサー22 (2018-07-25 21:27) 

wata

サッサー22さん、こんにちは。

おぉ、これまたご同慶の至りです!
この三連休につまごいパノラマラインを走った方は他にもいらっしゃったようですし、すっかり大人気の道になりましたねぇ。
いつか、大黒PAではなく「愛妻の丘」に集合してみましょうかね(笑)。
チェリーパークラインはボクスターでは未走なので、そのうち走りに行きますよ!

by wata (2018-07-25 23:36) 

suite-spiral

雑魚川林道という通好みのルーティングが素晴らしい(笑)

秋山郷、MTさんのblogで知って、R405の終点まで走ったことがあります。野反湖まで繋がっていたら最高なのですが、分断されているからこそ、秋山郷の素朴な自然が保たれているのでしょうね。

R405から奥志賀林道にトラバースする無名の林道が幾つかありますが、試みようと分け入るも、決まって通行止めの洗礼を受けることが多いので、次回は雑魚川林道を走ってみようと思います。

by suite-spiral (2018-07-26 21:19) 

yasu

wataさんこんにちは

秋山郷、切明から雑魚川林道、上信スカイラインを経由して須坂、菅平と抜けるルートは大好きで毎年のように走りに行っていましたが、今のクルマでは未走で近いうちに行ってこようとおもいます。

いつかどこかの山奥でお会いするのを楽しみにしています!


by yasu (2018-07-26 22:43) 

wata

suite-spiralさん、こんにちは。

そうですか、やはり秘境・秋山郷までは走破済なんですね。
今回は小休止しただけですけど、秋山郷はすんごい山奥に人の生活があるんだなぁと思わせる素晴らしいロケーションだと感じました。
仰る通り、R405にも並行する舗装路が存在しているようですし、周辺には謎の林道や市道/村道レベルの道がいろいろとありますが、奥志賀へ抜けるのであれば、やはり雑魚川林道一択だと思います。
舗装もいいので、suite-spiralさんが所有する恐ろしげなコンプリート・カー群でも、アンダー・フロアを打つことは無いでしょう(笑)。
ちなみにこのルート、私は通行止め迂回のために仕方なく走ったのであり、何も好き好んで選んだワケでは無いのですが・・・結果、好きになりました(照)。

by wata (2018-07-27 20:32) 

wata

yasuさん、こんにちは。

津南から須坂経由で菅平まで、最短距離で走れば80-90kmぐらいでしょうか。
それをわざわざ、好んで日本屈指の山道を曲がりまくって1.5倍の距離を走っていくのは本当に素晴らしいと思いますし、今回初めて同様のルートを走って、そのタフさも楽しさもわかったような気がします。
毛無峠初訪問のミッションがあったため、上信スカイラインは途中で引き返すことになりましたが、いつかyasuさんルートの完走を図りたいとも思っています。
・・・が、そう思っているのは、私も含めて圧倒的に少数のはず。
大多数の人から見れば、このルーティングは常人の理解を大きく超える荒業[あらわざ]である、と言わざるを得ないでしょう(汗)。

by wata (2018-07-27 20:33) 

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