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みちのくグランド・ツーリング[5] 雨のち雨 [drive/touring]

みちのくツーリング通算5日目の朝は、予報通り本格的な雨となった。

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オープンカーに乗っていると、晴天時の反動で雨天時の凹みっぷりが大きくなるが、ま、晴れる日もありゃ降る日もあるのがツーリング。
どこかで屋根を開けられることを期待して、今日も楽しく走ろう。
朝風呂へ入り、素朴ながら旨い朝飯を腹一杯喰っているうちに雨も弱まってきた。
いいぞ、空。
その調子だ。

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ここまでの爆走を共にしたsuite-spiralさんは、今日中に東京へ戻らなければならない。
なのでこのまま南下するのかと思いきや、私の津軽半島一周につき合ってくれると言う。
この男、やはり常人では無い(汗)。
その判断を天も酌んでくれたのか、K30で岩木山を反時計回りに周回しているうちに、雨はどんどん弱まっていった。
広域農道/やまなみロードから、同/メロンロードで津軽半島に入る。
ひたすらまっすぐなのだが、まっすぐすぎて飽きてきたのでK12へとエスケイプし、稲穂の実り豊かなカントリー・ロードを走った。
小さな街のガソリン・スタンドで2台の燃料タンクを満タンにし、ここで待望のルーフ・オープン!
潮の香りがする冷たい空気を切り裂いてR339をトレースし、日本海ギリギリの龍泊ラインをハイペースで走り続けた。

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しかし海岸線から急坂のワインディングに入ったところで、龍が牙を剥く。
突然降り出した細かい雨が凄まじい暴風に乗って、幌を下ろしたままの2台に襲いかかってきたのだ。
所によってはステアリングをとられるほどの強烈な風が吹き、雨が容赦なくキャビンを濡らし始める。
私独りであれば直ちに速度を落とし、屋根を閉じたであろう。
しかし前を行くsuite-spiralさんは、むしろペースを上げて屈曲路をぐんぐん駆け上がっていく。
何やら鬼気迫るものがあるが、このまま一気に走りきるつもりなのだろう、私も肚を決めてそのテールを追う。
走りに走ってピークの展望駐車場に入ると同時に、2台は幌を上げた。
いやもう、最悪かつ最高のヒルクライミングであった 。

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霧の立ち込む尾根を安全速度でトレースし、国道と並行するK281/あじさいロードを行く。
本降りの雨にペースはクルージング・レベルに留めたが、本来ここはとても楽しいワインディング&ストレートであり、いずれまた走りに来ようと思う。
終着の三厩[みんまや]、ファミリーマートでコーヒー・ブレイク。
雨は止みそうにないものの、せっかくなのでこのまま海岸線を走り続けることにした。
R280は晴れていれば最高のシーサイド・ラインなのだが、寂寥感炸裂の荒天ドライブもまた一興だ。
それでも蟹田を過ぎる頃から雨は止み始め、R280バイパスの途中で再び屋根を開けることができた。
さて、そろそろ道を分かつ時だ。
suite-spiralさんはK26/津軽あすなろラインで五所川原方面へ、私はこのままR280で青森市方面へと向かう。
トランシーバで感謝の言葉を口にし、東京までの旅の無事を祈りながら、右折するカレラSカブリオレを見送った 。

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R103、八甲田・十和田ゴールドライン。
しばらく快調に走っていたのだが、あろうことか途中から雨が落ちてきた。
K40で樹林帯を走るうちに雨はどんどん強くなり、再び無念のルーフ・クローズとなる。
まぁ今日は丸一日雨が降るとの予報だったのだから、2回も幌を下ろして走れただけでも僥倖であったと言うべきであろう。
激しく降る雨と視界を遮る霧に八甲田周遊を諦め、K40で下山。
十和田南部広域農道からK145→K45と雨のローカル県道を走り続け、三戸[さんのへ]に出た。

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R104で、田子町[たっこまち]へと向かう。
田子は言わずと知れたニンニクの町だ。
売店兼レストラン、その名も「田子町ガーリックセンター」に立ち寄り、なかなかいいお値段の田子産ニンニク500gに加え、ニンニク系のカレーや菓子などをニンニク欲の赴くままに買い入れた。
ネタ的に喰ってみたニンニクソフトクリームは、濃厚なミルク感にニンニクな後味が乗ってきて、予想以上の旨さであったことも記しておこう。

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R4を南下、岩手県に入ってすぐの二戸市[にのへし]・金田一温泉が本日の投宿地である。
きたぐに旅館」にチェック・イン、温泉に浸かってサッパリしたら晩飯だ。
食事処の座卓には温泉旅館らしくたくさんの料理が並び、昼飯抜きで走り回ったオッサンはひたすら喰いまくる。
部屋に戻り、二日間の旅日記をOneNoteに打ち込んでから、寝る前にもう一度風呂へと向かった。

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ちなみにここ金田一温泉には、座敷わらしの伝説があるのだという。
良く出るという宿はまた別にあるのだが、私が泊まる部屋だって安い旧館の八畳間、いかにも、という感じではある。
座敷わらしを見た者には幸運が訪れると言うが、私には見えるだろうか。

・・・見えないな、きっと(涙)。


本日の走行距離は、332km。
走行時間は5時間29分、平均速度は62km/h。
平均燃費は、11.4km/lだった。

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コメント 10

忠

いや~、切なくなりますね。雨で凹んだからでも座敷わらしが見えなかったからでもなく、僚車カレラSカブリオレのsuite-spiralさんとの篤い関係がです。

雨の龍泊ラインを駆け上がる二人の大人・・・・いや、こども?・・・・あぁ、ドンキホーテでしょうか。雨の槍を投げてくる怪獣に向かってロシナンテに鞭を入れて立ち向かう二人のドンキホーテ、そんな光景が見えるようです。

二人ともロマンチストなんですね・・・

by 忠 (2018-09-30 22:48) 

Yuba

いいなぁ!涙出るくらい楽しそうなツーリングっす。
by Yuba (2018-10-01 18:52) 

wata

忠さん、こんにちは。

毎度おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
しかし私はロマンチストなどでは決して無く、単なるクルマ好きのサラリーマンです。
龍泊ラインでの雨中オープン走行についても、「走っていれば濡れないから(by suite-spiral)」と言うのがその理由であり、ロマンの「ロ」の字もありませんでした。
・・・結局、濡れましたけどね(涙)。

by wata (2018-10-01 20:11) 

wata

Yubaさん、こんにちは。

いやもう、百歩譲って、超謙遜して、思い切り控えめに言って、すんごく楽しかったですよ!(笑)
Yubaさん、最近走ってますか?
最後のNAフラット・シックス、ブン回してやってくださいね!

by wata (2018-10-01 20:21) 

ラビー

雨の龍泊ライン、オープンのまま突っ走る!う~ん男前っ
走っていれば濡れないって、かっこいいですね(飛ばし過ぎです、笑

メロンロードと三厩のファミリーマートに激しく反応してしまいました(笑
ニンニクは、数少ない苦手な食べ物・・・ソフトクリームチャレンジは、無理です(涙

貸し切りのお風呂であったまって、美味しーご飯をおなかいっぱい食べて、座敷童が出るかも・・・、というおまけ付き、
明日はどこに行くのかなぁ・・・とても楽しみです。

雨に濡れて、風邪ひいたりしていなければいいのですが。

by ラビー (2018-10-01 21:08) 

suite-spiral

最高のち最高、の二日間をありがとうございました。

龍泊ラインの雨中突破は、リアウィングが上がるくらいのスピードレンジなら濡れないから、という理由ですから、ロマンティックというよりサディスティックな行為でしたね(笑)

しかし、改めて東北の奥深さに感じ入った初日といい、龍泊ラインを連んで駆け上がるという、もう二度とないかも知れない貴重な経験をした二日目といい、黄金色に輝く稲穂の美しさに魅せられた瞬間の感覚とともに、深く、そして鮮やかに心に刻まれたtouringとなりました。

あの日のドライブフィールを忘れることはないでしょう・・・。

それが新たな記憶で塗り換えられない限りは(←次への布石かw)

by suite-spiral (2018-10-01 21:26) 

wata

ラビーさん、こんにちは。

いえ、私としては素直に屋根を閉じてゆっくり走りたかったんですけど、前を激しく走るカレラSのテールが、それを赦してくれなかったんですよ(涙)。
龍泊ライン、ラビーさんが行ったときは晴れていたんですよね。
私も是非「超ロング自撮り棒」で俯瞰映像を撮りたかったのですが、それはまた次回のお楽しみとしておきます。
しかしラビーさんは鋭い、実は翌朝は何となく体調がすぐれず、朝飯もロクに喰うことができませんでした。
走っているうちに、治りましたけどね(笑)。

by wata (2018-10-01 22:24) 

wata

suite-spiralさん、こんにちは。

龍泊ラインは麓が晴れてても上は霧の中・・・なんてことがザラにあることは解っていたつもりですが、海岸線から標高を上げた途端にいきなり嵐に見舞われるとは思ってませんでした。
速度を緩めれば雨に濡れますので、suite-spiralさんに従って、止むを得ずアクセルを開け続けた次第です(汗)。
しかし、楽しかった!
デイ・ドライブやショート・ツーリングならまだしも、これほど遠くまで仲間と一緒に走りに来ることはなかなかできませんから、本当に素晴らしい体験をさせてもらったと思っています。
いずれまた遠くへ、ご同道ください!

by wata (2018-10-01 22:24) 

でんきやさん

いつも拝見しています。ムービー期待してもいいですよね!?
by でんきやさん (2018-10-02 21:26) 

wata

でんきやさん、こんにちは。

再びコメントをいただき、ありがとうございます。
ムービーは勝手に作って開陳させていただきますが、内容はいつもと変わりませんので、期待なさらないでください(汗)。
⇒前回と同じ返信で恐縮です(伏)。

by wata (2018-10-02 21:49) 

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