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GTQ-8:ポルシェの人・2 [drive/touring]

鹿児島県・野々湯温泉の朝は快晴、気温は4度!

両玉を完全に収納し縮んだ袋を携えつつ、「さみ!さみさみさみさみさみさみ(寒い寒い・・・の意)」と呪文のように唱えながら、別棟にある風呂まで小走りで向かう。
「嗚呼ッ!」と思わず声を上ずらせて風呂に飛び込み、放心状態で袋がだらしなく弛緩するのに任せる。
これぞ、朝風呂の醍醐味なのだ(←そうか?)。
朝飯をたんまり喰ってチェック・アウト。
決して豪華な宿ではなく、かつ超簡素な湯治部屋での宿泊であったが、風呂と食事は本当に素晴らしい。
これで二食つき8,000円以下で泊まれるのだから、ドラ宿としては最高の部類に入ると思う。

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今日は、九州最終日。
とは言っても関門海峡へと戻るのではなく、鹿児島県南東部の志布志港まで走り、フェリーで大阪へ向かうのだ。
幌を開けてまずはR223を東へ走り、御池に到着。
青空に映える高千穂峰の下、静かな湖面にアングラーがフライを何度もキャストしていた。
K417→K46とローカル県道を結んで交通量の多いR269を我慢の走行、田野からはK28で杉林を眺めながら南下。
その先は広域農道/黒潮ロードを快走し、飫肥[おび]の街に立ち寄った。
3年前には夕刻で入城できなかった飫肥城址は、秋の陽に影を伸ばす杉並木が実に印象的であった。

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昼時となり、今日もやっぱりラーメンを喰う。
「あかえラーメン」はごく普通の住宅街にあるのだが、驚いたことに満員御礼だ。
10分ほど待って頼んだラーメンには、大量のもやしと小さいながら焼豚が4枚も載っている。
ここの宮崎ラーメンもまた、とんこつなのに脂っぽさがまったく無い。
後半戦は卓上のニンニク醤油で変化をつけつつ、今回もスープを最後まで飲み切った。

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さて、少し早いが志布志港を目指そう。
黒潮ロードの続きは、九州の広域農道によくある登坂車線つきなのに誰もいない道。
続くK3も超快走路なのだが、宮崎県から鹿児島県に入った途端、1.5車線レベルの渋い道となる。
そのまま気持ちよく走り続けて、5日前に通過した志布志の街に出た。
ガソリンを満タンにし、汚れ放題のボクスターを軽く洗い、弁当などを買い込んでフェリー・ターミナルへ向かう。
三連休の初日だからであろう、港はたくさんのクルマやバイク、長距離トラックで賑わっていた。
乗船案内に従って今年就航したばかりの新造船「さんふらわあ・きりしま」の第二甲板にボクスターを積み込み、シングル・ベッドの上に荷物を放り投げてからデッキに出る。
定刻の17時55分、十六夜の月に照らされながら、フェリーは港を後にした。

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船内では、プロジェクション・マッピングやベリー・ダンスのショウが行われている。
手を叩いたり歓声を上げたり、皆さん大いに盛り上がって実に楽しい雰囲気だ。
そんなイベントをベンチで眺めていると、小学生ぐらいの男の子二人が「ポルシェの人ですか?」と話しかけてきた。
乗船前の駐車場でボクスターをじっと見ていた子で、その際に私からこんにちは、と声をかけていたのだ。
訊けば彼らは、4年生と2年生の従兄弟同士。
鹿児島から子供4人を含む親戚一同9人で、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行くのだという。
で、USJで遊んだその日の夕刻に、そのままフェリーで鹿児島まで帰るのだそうだ。
大変な弾丸ツアーだなぁとも思ったが、往復ともフェリーで2泊できる上に、運転する距離も非常に短いため、家族旅行としては極めて合理的だということに気がついた。
クルマのこと、学校のこと、東京のこと、鹿児島のこと、「キャプテン翼」のこと(ごめん、おじちゃんよく知らないんだ)など、いろいろ話しをした。
やがてお母さんたちが子供たちを連れ戻しにやってきたが、彼らはもっと話しをするんだと言って私から離れようとしない。
もう遅いからまた明日な、と立ち上がると、子供たちの相手をしていただいて申し訳ありません、とお母さんが言う。

いいえ、相手をしてもらっていたのは私の方ですよ(笑)。


本日の走行距離は、176km。
走行時間は3時間47分、平均速度は48km/h。
平均燃費は、12.9km/lであった。

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忠

最後は素晴らしいポルシェの人になったんですね。20年後くらいには彼らが今度はポルシェの人になっているかもしれません?笑)

僕もオープンにして郊外を流していると、「あんな車が欲しい」と言う男の子に出会うことがあります。一昔前に比べると休日にオープンカーを運転している人は増えました。車以外にも自転車やバイク等多様な楽しみ方が出来るようになりました。有難いことです。

これからも子供たちに夢を持ってもらえるような運転をしていきたいと思います。

by 忠 (2018-12-17 11:55) 

niji

wataさん。お久しぶりです。
今回は九州ですか。私大分ですが、韓国や中国系でごった返している湯布院にはこなかったのですね。正解です。
私も、今年北海道にボクスターで行ったときに、知床の海岸線で小学生が近くによってきて、物珍しそうな眼差しの凄さを思い出しました。九州では、オープンカーは良く見かけますが、北海道は殆ど走っていなかったので物珍しかったのでしょう。
自分がこの車を所有していると、感激もなくなりましたが、「ポルシェの人」ぴったりの言葉です。
by niji (2018-12-17 12:38) 

wata

忠さん、こんにちは。

グランド・ツーリングに出ると、ボクスターって子供に人気があるんだなぁと思うことが少なくありません。
歩道から手を振ってくれる子もいますし、軽くクラクションを鳴らすと歓声を挙げて喜んでくれることもあります。
ま、車種を知っているかどうかはともかく、ぶぃ~んと走ってくる青いオープンカーは目立つんでしょうね。
しかしながら、「クルマはカッコいいけど、乗ってるおじさんがダサいよね」なんて言われてるような気がしなくもありませんけどね(汗)。

by wata (2018-12-17 20:49) 

wata

nijiさん、こんにちは。

私はスーパーカー・ブームが始まるずっと前からクルマが好きだったらしく、父親曰く、助手席に乗せると「あのクルマはなに?あっちのクルマは?」とうるさくてかなわなかったそうです(笑)。
フェリーで会った4年生の子は、フロントのエンブレムを見てポルシェとわかったと言っていましたので、やはりクルマが好きなんでしょうね。
もちろん、「ボクスター」と言っても通じないでしょうから、私も彼らの前では自分のクルマをずっと「ポルシェ」と呼んでいました。
ちなみに今回、湯布院は狭霧台から眺めるだけにとどめ、近寄りませんでしたよ(笑)。

by wata (2018-12-17 21:05) 

マンタロウ

おはようございます。

ポルシェの人・・・なるほどぉ~♪
少年の何気ないこの表現が、そしてwataさんが綴る少年との件が
とても嬉しく感じ、ホッコリしました。

引き続きレポ楽しみにしてますよ!!
ありがとうございました!!

by マンタロウ (2018-12-18 05:49) 

つくばの松

今回、ラーメンの登場が多すぎます!

特に今回のは美味しそう・・

ラーメンの人です!(笑)



by つくばの松 (2018-12-18 19:55) 

wata

マンタロウさん、こんにちは。

記事に書いた通り、3日前に長崎県で会った女性2人も、私を「ポルシェの人」と呼びました。
が、そのニュアンス(「ポルシェに乗ってるなんて普通の人じゃないでしょ」)とはまったく異なり、子供たちの言葉は実にピュアだったと思います(笑)。
彼らのおかげで今回のGTがより一層思い出深いものとなりましたが、それもやはりボクスターあってのこと。
ありがたい限りです(笑)。

by wata (2018-12-18 21:33) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

さすが、松さんらしい切り口ですね(笑)。
今回のGTでは、昼飯に毎日ラーメンを喰っていました。
九州と言えば博多ラーメンが代表格ですが、同じトンコツ・ベースでも、博多とはまったく異なる旨いラーメンが各地にあることがよーくわかりましたよ。
九州ラーメンGT、松さんも如何ですか?(笑)

by wata (2018-12-18 21:44) 

Sho-z

“朝風呂の呪文”すご~くよく分かります。
湯に飛び込んだ後の極楽感がたまりません!

ボクスターが「おそい車」なのは何かの間違いだと思いますが(汗)オープンカーは本当に子供たちに人気がありますよね。
もちろんクルマだけでなく、優しさオーラいっぱいのwataさんだから、子供たちも声をかけてくれるんじゃないかと想像します。
私もディーラーに行ったときに小さい男の子を運転席に座らせてあげたことがあります。
最高に喜んでくれて自分も嬉しくなりましたよ(笑)
by Sho-z (2018-12-19 23:04) 

wata

Sho-zさん、こんにちは。

はい、極寒ギリギリの状態で風呂に飛び込んだ瞬間、昇天するかと思いましたよ(笑)。
S2000やボクスターのようなオープン・スポーツカーは、子供たちにもわかりやすいのでしょう。
アンダー・ステイトメントにも程がある前車のALPINA B3では、こんなことは一切ありませんでしたからね。
もちろん、子供たちはカッコいいボクスターが目当てであり、オッサン・ドライバーに寄って来たのではないという点だけは、決して忘れてはならないと思っています(汗)。

by wata (2018-12-20 18:27) 

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